復活の時

「一人になりたい。

山本ちゃをといると疲れる。

別れよう。」



ちゃを


ちゃお?


ちゃお☆


私、元彼に

そんな風に呼ばれたことなんてなかった。


あの時は、

内容とは裏腹な素っ気なさがショックで

勝手にいつも通りの呼び方で

「山本ちゃん」

って脳内変換して読んで

気づかなかった。


あー。


すっごい適当だー。


別れのセリフって

何回も考えて

読み直して

慎重に送る。

(いや普通は会って直接伝える)


そういうものでしょう?


私って

そんな扱いになってだったんだ。


しかも

私、これに何も返信してない。


なんか

そこまで気が回らなかったんだよね。


でも

あっちもそれ以降

何もアクション起こしてきてない。


あいつにとっちゃ

私達はもう

きれいさっぱり終わったことになってるんだろうな。


あの野郎は私と同じ年のいい大人なのに

てめえのケツも拭けない人だったんだ。


涙が出るより

笑えてきて、

それからものすごい

怒りがこみあげてきた。


絶対に見返してやる!!!